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オメガ3の更なる凄い効能

オメガ3系脂肪酸は、これまでお話してきました動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防だけではなく、
アレルギーやがんの予防、脳機能の活性化や認知症予防などにも効果があることが分かっています。

みなさんご存知の通り日本人の死因で一番多いのはガンです。

戦前までの日本人もガンになる方はいましたが、
近年これほどまで多種多様なガンに侵される原因の一つに
戦後、食の欧米化に伴い従来の日本人が採っていた食生活が
劇的に変わったことが原因のひとつに挙げられています。

ガンは遺伝的要因もあることが分かっていますが
国の方針で小麦を多く摂るような方針に変わり
これまで魚中心だった食事も肉中心に変わったことが原因だと言われています。

オメガ6と呼ばれる肉などに含まれる飽和脂肪酸も
本来人間の身体には必須な脂肪酸です。しかし近年摂り過ぎの傾向にあり
これにより生活習慣病やがんなどの悪性腫瘍が増える要因となっています。

またマーガリンやショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸を使ったケーキやドーナツなども
日常的に多く摂りすぎる事によりガン発生の原因になりかねませんので注意が必要です。

しかしDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸を日常的に摂取することによって
ガンの発生が抑制されることも研究で明らかになっており
DHAやEPAを日常的に摂っている人と摂っていない人ではガンの死亡率が著しく違う点でも
オメガ3系脂肪酸はガン抑制に効果があると言ってよいのではないでしょうか。

 

 

そして次に脳についてです。

オメガ3は脳の機能を活性化してくれる事も分かっています。
DHAは、脳の記憶力や判断力など学力と関係する「海馬」という所に多く存在します。

動脈硬化を防ぐことが出来るオメガ3は脳に新鮮な酸素と栄養素を脳に行き渡りやすくして
神経伝達物質の受け渡しをスムーズにしてくれる効果があると言われています。
情報伝達がスムーズになると、記憶や学習機能を司る海馬の働きが活発となり賢くなる
可能性もオメガ3には秘められています。

逆にオメガ3が体内から不足してしまうと、
脳細胞が円滑に働くことができなくなり脳の機能が落ちると言われていますので
賢くなるにはオメガ3を日常的に摂る習慣をつけた方が良いかもしれませんね。

また老化によって脳が萎縮していく事により認知症の原因になりますが、
DHAには傷ついた脳細胞を修復し、残っている神経細胞を活性化する働きもあるため、
認知症を予防し、いつまでも若々しい脳機能が保たれるという効果もあります。
このように脳にも様々な効果を及ぼすことが分かっています。

それから眼病予防にも効果が期待できます。
特に高齢者に多く見られる、視力が低下したり、
ものがゆがんで見えるなどの加齢黄斑変性症は
オメガ3の摂取が不足することで起きるとされています。

加齢黄斑変性症は老化が原因で引き起こされる病気ですが、
若い頃から日常的にオメガ3を摂取することで予防ができるのです。

 

その他にも炎症を抑える効果があるオメガ3系脂肪酸は
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー緩和にも繋がると言われています。

 

このように生活習慣病予防だけでなく適量をきちんと守りながら
日々の生活での食生活を変える事により、様々な病気の発生を抑え
ひいては健康で長生きすることに繋がりますので、

これからは毎日の食生活を変えてみるのはいかがでしょうか。

 

今日はそんなオメガ3のお話でした。
次回はオメガ3の一日の摂取量や上手な摂り方についてお話しします。

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